「事業承継、何から始めるべきか分からない…」から始まった、計画的な事業承継
ご相談前の状況
「後継者に事業を継がせたいが、何から手をつけてよいか分からない…」
長年、家族経営で事業を続けてこられた製造業の経営者様からのご相談でした。息子様を後継者にと考えていたものの、株式の移転や相続税の問題に加え、従業員の理解や取引先との関係維持といった実務的・心理的な課題が山積していました。
何よりも、「事業承継=税金対策」と捉えていたがために、具体的な行動に踏み出せず、将来に対する漠然とした不安を抱えておられました。
ご相談内容
まずは、事業承継の全体像を共有し、経営・税務・人の問題を切り分けて整理しました。
自社株評価を実施したうえで、贈与と売却を組み合わせた株式移転スキームをご提案。さらに、経営者様と後継者様それぞれと面談を重ね、事業ビジョンの共有や役割分担の明確化も支援しました。
従業員への承継説明会の開催もお手伝いし、社内外へのソフトランディングを図りました。
解決結果
5年がかりで株式の引継ぎが完了し、贈与税の負担も特例適用により最小限に。
後継者が正式に代表取締役に就任し、創業者は会長職として経営を引き続き支える体制が実現しました。社内外の関係者の理解も得られ、「予定どおりに承継できた」とお喜びいただけました。
担当者からのコメント
事業承継は、単なる株の移転や節税の話ではなく、会社の「未来づくり」です。
早い段階から取り組むことで、選択肢も広がります。「何から始めていいかわからない」からこそ、私たち専門家にお任せください。丁寧に、一歩ずつご一緒します。