更地扱いだった土地の評価を見直し、相続税を大幅に軽減
相談前の状況
「相続した土地が更地として評価されていて、相続税が思った以上に高いんです…」
ご相談者様は、都市部の住宅地にある古家付きの土地を相続された方でした。
当初は不動産会社から「更地評価で1億円相当」と言われ、そのまま税理士からも「高額な相続税がかかる」と説明されていたとのこと。
しかし、築50年以上で雨漏りもある古家が残っており、実際の活用価値とは乖離していることに違和感を持ち、当事務所にご相談いただきました。
ご提案内容
まず現地を訪問し、建物の状態や接道状況、用途地域、周辺の取引事例などを確認。
その上で、以下のような評価減要因を適用可能と判断しました:
- 古家付き宅地としての「自用地評価」
- 建物の老朽化を加味した「不整形地補正」
- 道路との接面状況に基づく「奥行価格補正」
また、近隣の不動産業者から参考事例を取得し、実勢価格とのかい離も併せて主張しました。
解決結果
当初は更地評価で約1億円とされていた土地を、実勢に即した評価に見直し、大きく減額。
相続税額も軽減され、ご本人様からは「土地の評価ひとつでこんなに違うとは思わなかった」と驚きと喜びの声をいただきました。
担当者からのコメント
土地は“見えないリスク”も“見えない評価減”も多い資産です。
机上の路線価評価だけでなく、現地確認や個別事情の主張によって、相続税が大きく変わることもあります。
相続した不動産の評価に少しでも疑問を感じたら、お早めにご相談ください。